ダニー: | 山下さん、遅くなってすみません。友達のマイク君です。
|
山下: | 山下です。今日はすみませんねえ。
|
マイク: | いいえ、今日はどうせひまですから。
|
山下: | はじめに倉庫に行ってもいいですか。
|
ダニー: | 荷物はたくさんありますか。
|
山下: | 家具はないので、大きいものはそんなにありませんが。
|
ダニー: | そうですか、じゃあ、マイク君にいっしょに行ってもらって、僕は自分の車で先に家に行って、少し掃除をしておきましょうか。
|
山下: | そうしてもらえると助かります。
|
| ***************************
|
マイク: | 倉庫は近いんですか。
|
山下: | ええ、ここから十分ぐらいの所です。
|
マイク: | 山下さんはトラックの運転が上手ですねえ。
|
山下: | 学生時代、夏休みに運送会社でバイトをしていたんですよ。
|
マイク: | そうですか、僕も去年トラックの運転手をするはずだったんですが、ちょっとけがをしてできなくなりました。
|
山下: | それは残念でしたねえ。ああ、着きました。ここです。
|
| ****************************
|
ダニー: | ずいぶん早かったですねえ。まだ掃除が全部終わっていませんが、荷物を置く部屋はきれいになっています。
|
山下: | 家内が来てから、また掃除をしますから、そんなにきれいにしなくてもけっこうですよ。
|
ダニー: | マイク、カーペットは取り替えたばかりだそうだから、土足で歩かないでね。
|
マイク: | オーケー。この箱はずいぶん重いなあ。五十キロぐらいはあるかな。ダニー、ちょっと手伝ってくれよ。
|
山下: | すみませんねえ、それにはレコードが入っているんです。
|
ダニー: | この額に入った絵はどうしましょうか。
|
山下: | 壁にかけても床に置いといてくれてもけっこうです。
|
ダニー: | あれ、掃除機はどこかな。居間に置いておいたはずなんだけど。
|
マイク: | さっき、台所で見たよ。
|
山下: | もう昼になりましたから、そろそろ昼飯にしましょう。
|